オビさん入院

先日、オビさんの健康診断の際、腹部に影が写っていたので、
今日は高度な検査が出来る病院に連れて行きました。

院長先生直々に診ていただいたところ、リンパ腫の可能性が高いとの事。
明日、原因をはっきりさせるため開腹手術をすることになり、本日そのまま入院となりました。
この先生には、余計な心配をせずにお任せすることが出来ました。
何故かというと、実はこの院長先生と僕とは不思議な縁があるのです。

僕は大学一年の時、半年ほど原宿QUESTにあった中華レストランでバイトをしていました。
そのバイトの先輩で、とてもカッコいいお兄さんSさんがいました。
頭の回転が速く、仕事も出来、健康そうに日焼けしてて見るからにスポーツマン、 たしか車も持っていた、メチャクチャ男前、黙っていても女の子がよってくるような(実際そうだったろうな)・・・
今風(?)に言うならば「ウホッ!いい男・・・」でしょうか。(ちょっと違うか)

片や上京一年目、中野区野方の風呂なしアパート暮らし、東京の事もまだ良く知らず、 夜間学部に通い、西新宿のレコード屋通いが趣味、バイトの賄いで食いつなぎ、 女性と話をする時はちょっとまだドキドキしてしまう純情少年の僕とは エライ違いを見せつけられていました(笑)

同じ大学生でもこんなに違うのか~とちょっと大人っぽいSさんに、憧れにも似た 思いがありました。僕はその年末頃に辞めて、そのレストランも翌年にはつぶれて しまいました。

それから、10年近く経ったある日、その時住んでいた街のK動物病院にオビさんを連れていった時、診てくれた先生がなんとそのバイトの先輩Sさんでした。
先生も、「どこかで会った人だ」と思ったようで、診察が終わってから僕が「表参道の○○楼」と言ったところで、お互いに「やっぱり~!!」と。

確かに、バイトの時に「将来、獣医になる勉強をしている」と言っていたので、その夢を実現させて、その時既に副院長先生にまでなっていたので、なんだか僕も嬉しかったなあ。その後、Sさんは院長先生になり、
何度か猫ちゃんたちがお世話になりましたが、その街から引っ越しする事になってすぐに僕の入院や転職などが重なり、先生にご挨拶も出来ずにいて、気がつけば6年経っていました。

そして先日、家の近所の病院に連れて行ったところ、もう少し設備の整った 病院がいいと紹介されたのが、前に行ってたK動物病院。
「以前そこに通っていて、院長先生知っていますよ」と言うと、それなら話が早いと、すぐに転院の手続きをして頂けました。

そして、また数年ぶりにS先生と再会となりました。

こうやってご縁があり、信頼出来る人にお任せするのですから、どんな結果になろうとも悔いはありません。
オビちゃんにとって、一番よいと思われるようにしたいと思っています。

今夜はカリンちゃんが、落ち着きがなくニャーニャーないて家中をうろうろしていました。
今はもうぐっすり寝ていますが、きっとオビちゃんを探していたんだろうなあ・・・

明日(もう今日か)、夕方また病院に行ってきます。

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